JOURNAL / ATELIER LIFE
なぜオーダーメイドなのか:銀座W-PLOOFが提示するプライベートフィッティングの真価
•W-PLOOF ディレクター

量産品があふれ、ワンクリックで服が翌日に届く時代。それでもなお、自らの身体に合わせて数ヶ月をかけて服を仕立てる「ビスポーク(オーダーメイド)」が廃れない理由とは何でしょうか。私たちは、銀座の一角で予約制のアトリエを営む中で、その答えを「時間と空間の共創」に見出しました。
多くの既製服は、平均的な人間の数値を元に、大量生産のコスト効率のためにカッティングが制限されています。一方で、W-PLOOFのオーダーは単なる数値の計測ではありません。その人がどのような姿勢で立ち、どのように歩き、どのような想いを持って生きているのか、ライフスタイルのニュアンスにまで耳を傾けます。
「テーラーセッションは、単なるフィッティングではない。自らのアイデンティティと向き合い、未来の自分の器(衣服)を設計する儀式である。」
完全予約制の銀座アトリエは、他のお客様の目に触れることのない特別な隠れ家空間です。セッション中は、お気に入りの素材について、また完成させたいシルエットについての対話にすべての時間が注がれます。仮縫い(トワルフィッティング)では、実際に綿生地で仕立てた服を体に合わせ、細かくピンを打っていきます。この段階で、当初は想定していなかった、さらにアバンギャルドで力強い独自のドレープを付け加えるという閃きが生まれることも稀ではありません。
その経験そのものが、服を纏う喜びを何倍にも引き上げる最大のスパイスとなります。自らのエネルギーと、熟練職人の手作業がシンクロした究極の鎧を纏う喜び。それを知ったとき、あなたのファッションに対する価値観は永遠に変わるでしょう。