W-PLOOF
JOURNAL / FABRIC FOCUS

グランジの温もり:高級キッドモヘアと退廃的な加工を融合させる理由

W-PLOOF ディレクター
クラッシュニットテクスチャー

「なぜ、これほどまでに手触りの良い高級カシミヤや、希少な生後1年未満の南アフリカ産キッドモヘアを、意図的に荒削りに編み立て、さらにはダメージ加工(クラッシュ)を施すのですか?」という質問を、アトリエで頻繁に耳にします。

その問いに対する答えは極めて明確です。ラグジュアリーとは、「お利口で無難な美しさ」のことではないからです。本物のラグジュアリーには常に、上品さと並んで『危うさ』や『エッジの効いた反逆』が内在していなければなりません。そうでなければ、退屈な既存のクラシックの模倣に終始してしまうからです。

「最上級の素材が持つ繊細さと、荒涼としたダメージが引き起こす破壊衝動。この二律背反こそが、W-PLOOFニットウェアの本質。」

安価な化学繊維でクラッシュ加工(穴あき・ほつれ加工)を施したニットは、どうしてもペラペラとしたジャンクな見栄えになり、着心地も不快です。しかし、驚くほど滑らかで、保温性と豊かな毛足に富んだハイグレードなキッドモヘアをふんだんに使い、編み機のテンションを微妙にコントロールしながら生み出される「ルーズニット」や「ディストレスト加工」は、言葉を失うほどの陰影と高級感を湛えます。

纏う人に圧倒的な安心感を与える極上の柔らかさと温もりがありながら、外見は都会的な冷たさとロックな退廃感を醸し出す。この相反する魅力のコントラストこそが、W-PLOOFのニットウェアを比類なきアートピースたらしめている理由です。ぜひアトリエにて、直接その贅沢な肌触りと強烈な視覚的個性を実感してみてください。

カスタムニットオーダー

クラッシュ具合の微調整も可能です。世界で一枚だけの、温かくも鋭利なニットを仕立てます。

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